翻刻
塩(しほ)をくはへ度々(たび〳〵)吮(すう)へし
ぶなの木(き)の葉(は) わか葉をとり灰水(あくみつ)にて
ゆてこまかにきざみ又/素水(さみつ)にてゆび
きかて物とす実(み)をこのみといふ炒(いり)て
食ふ又きなこにも用(もち)ゆ
ふじの葉 わか葉をあく水にて煮(に)
水をかへ二三宿(ふたよみよ)さはして後(のち)食ふ又か
て物とす味噌(みそ)塩(しほ)なくは食ふへからす
但産婦【左ルビ「おぼこなし」】は食ふへからす
○こ
ごんがらび《割書:ごからび|とも云》わか葉をゆびき水に
さはし食ふ又かて物とす
こうくわ わか葉をゆびき食ふ又か
て物とす
但妊婦【左ルビ「はらみおんな」】は産後(さんこ)又金瘡【左ルビ「きりきつ」】或(あるひは)脾(ひ)胃(ゐ)
虚(きよ)の人は食ふへからす