翻刻
○す
すぎな 能(よく)ゆびき食ふ又かて物とす
但瘡疹【左ルビ「かさけ」】ある人は食へからす
すめりひやう《割書:すべりひゆ|とも云》ゆびき食ふ又か
て物とす
但わらび粉と食あはせへからす
すひかづら わか葉(は)も花(はな)もゆびきさ
はしかて物とす
右/木葉(きのは)草根(くさのね)は人の常(つね)に食なれぬ
物にて口腹(くちはら)に叶(かな)はぬはいふまてなく殊(こと)に
凶年【左ルビ「きゝんとし」】に当(あたり)ては身(み)の衰(おとろへ)に食(しよく)あたりの
あらん事(こと)必(かならす)其筈(そのはつ)の事/尤(もつとも)此(この)ゑらみ
は御医者衆(おいしやしゆ)各(おの〳〵)製(せい)【左ルビ「こしらい」】し嘗(こゝろみ)たる上(うへ)には
候へとも嘗に少(すこ)しく食ふと衰たる腹(はら)
に多(おほ)く食ふにて違(ちかひ)も有(ある)へく製方(こしらいかた)には