翻刻
臼にて搗玉となし数日を経て黄色(きいろ)
になりたる時水にて洗ひ臼に入搗
くたきふるひて細末(こまか)にし塩三升を
入水を合臼の中にてねりあはせ手
にてすくひ上れはとろ〳〵とする程
にして桶に入置数日を経て用れは
色よく味(あち)もよし
とち味噌の法 橡(とち)の実を臼にて搗
くたきからを去蒸篭にてむしたるを
一斗へ大豆一斗をよく煮て塩六升を
入臼にて同しく搗ましへ桶に押し
風の入らぬ様に封して置也
凶年用心囲味噌の法 大豆一升へ
塩七合を合て仕込置なり五六年
目に払て又仕込置
○かて物の心懸に蒔植(まきうへ)置へき物