翻刻
宿(よ)水(みつ)にひたし苦味(にかみ)をさりよく煮(に)て
食ふ
をゝづちは わか葉(は)をゆびき水に二三
べんさはして食ふ又かて物とす
○わ
わらび 細(こまか)にきざみ灰(あく)水にて能(よく)煮(に)
て水をかへ二三宿(ふたよみよ)さはしぬめりを去(さり)てかて
物とす又なかれに二三宿ひたせは食やすし
わらびの粉(こ) 二月三月八月九月の比( ろ)
根(ね)を堀(ほり)とり洗浄(あらひきよ)め杵(きね)をもてよくたゝき
桶(おけ)に入(いれ)水を入てよくもみとり上(あけ)てたゝき
又/其(その)桶に入て能(よく)もみ黒(くろ)く筋立(すしたち)たる
ものをとり去(さり)桶の水をかきたて布(ぬの)に
てこし滓(かす)をさり沈(しつめ)め【「め」は衍字ヵ】置(お)けは粉は桶の
底(そこ)に溜(たま)る其たまりたるを幾度(いくたび)も水飛(すいひ)
し真白(まつしろ)に成(なり)たるを灰の上(うへ)へ紙(かみ)か筵(むしろ)かを