キリシタン関連史料を翻刻

コレクション: コレクション1

吉利支丹物語 2巻 - 翻刻

吉利支丹物語 2巻 - ページ 10

ページ: 10

翻刻

ねにてはりくゝませて。をしつけてくびにかくる じゆずにははつけはしらをおどめにして。むかい のかたへつまぐりて。ぜんすまる〳〵ととなゆる はかり也。又くるすといふ物をかんよふともてあつ かふ。べちにちやつよりふかき事はなきとみえたり。 さて又 寺(てら)のもやうをつたへうけ給るに。ひみつのま とて。でうすのすがたを物すさまじげにつくり。 はつけにかけたる所を見する。是はそもなんぎやう。 くぎやうのすがたを見せて。もんとどもに。かん るいを。ながさせんとのはかりことゝみえたり。其 おくのまは。たいめんのまと申て。さんたまるや といふ女ばう。でうすをうみいだして。二さいはかり の子(こ)をいだきたるすがたを見する。そのしさいは。 でうすと申仏。天地のあるじたりといふはかりにて 衆生(しうじやう)うたがひをなすべし。ぶつほうせほうのこと わりをも。聞しるまじきとおほしめして。さんた丸