キリシタン関連史料を翻刻

コレクション: コレクション1

吉利支丹物語 2巻 - 翻刻

吉利支丹物語 2巻 - ページ 11

ページ: 11

翻刻

やのたいないに。やどらせ給ひて。せかいにむまれ出 給ふ所を見せて。たいめんのまといふ。其おくのまは。 さんげのまと申て。此あひたの。とがあくじどもを ばてれんゐるまん。しうていのものどもまで。車(くるま) ざになをつて。そのまんなかにて。さんげをし。わび ことをして。したゝかに。はじしめられて後。くだんの べんていしやをもつて。ばてれんがてづから打て 血(ち)を出し。ふくさ物をもつてぬくい。其うでをあら はずして仏をおがむを。大ぎやうといふ。かやうの行(きやう) をつとむれば。朝夕(あさゆふ)かげかたちのことく。でうす。 しゆごし給ふあひた。しんみやうは。露ちりほども おしむべからず。でうすの御法(みのり)をきく人は。大かいのそ このこがねをひろい。一がんのかめの。ふぼくにあふより 猶まれなる事としたゝかにほめられて。まんぞくし。 まことに仏になるぞとおもひさだめて。火あぶりに なるも。うしざき。車ざきさかはつけ。かやうのなん