キリシタン関連史料を翻刻

コレクション: コレクション1

吉利支丹物語 2巻 - 翻刻

吉利支丹物語 2巻 - ページ 9

ページ: 9

翻刻

御まへにまいり。ざんぎさんげして。みらいのたのしみ をいのる。くわりずもと申て。日本のかんきんと いふがごとく経(きやう)をよみ。むねをほと〳〵とたゝく。是 はむねに何のおもひもなし。でうすさんたまるや を。一すぢにあがめ奉るといふしかたとみえたり。次 に。天を見あげてゆびをさし上る。是は天上より。 此かいをまぼり給ふほどに。うやまひ奉るてい其 次(つき)に。 をのれが両がんをよこになづる。何をみても物に。 うつり心あるましゐとのしかた。其次にくちををしへて。 はだゝきをするとみゆる。くちにていつわりもうご 有ましきとばかりのしかたと思へり。又夕べには べんていしやと申て。蝿(はい)うちのやうなる物に。あかゞね のはりをうへて。つくりためたるあくを。くちのうちにて さんげして。せなかを我とぜんすまる〳〵ととなへて。 血(ち)をたらす事あり。まぼりにはこんたつと申 て。でうすのおもかげをうつしたる物を。ほそが