キリシタン関連史料を翻刻

コレクション: コレクション1

吉利支丹物語 2巻 - 翻刻

吉利支丹物語 2巻 - ページ 12

ページ: 12

翻刻

にあふか。のそみのかなふ成仏(じやうぶつ)と心へていのちをいとひ。 かなしむものなきとみえたり。あはれなる事共かな ちゑのなきものは。をのれが。みゝに聞(きゝ)入心におもひ。 さだめたる事をは。かつてひるかへす事なし。たとへは 二三さいのわらんべか。かゞみのうちのかたちを見ては まことのかたちと思ひ。水(みづ)の中の月をみては。ゑんこうが。 てにとらんとおもふおろかなる心とひとしきもの也。 ぐ人はみなかくのことし。げたうの法まほうなるべし   秀吉大閤(ひてよしたいかう)の御代(みよ)に吉利支丹(きりしたん)車(くるま)にわたさるゝ事 ぶんろくねんがうの比。ひでよし大こうの御代に。ふら でんといふばてれんをあまたわたす。かの国にお ひてだうしんじやと見えたり。げきやうをもつ はらとして。ひ人こつじきどもをあつめて。いぐち。 らいびやう。ようちやう たうがさ しゆもつとうけ□【ち】 ゑんに。れうぢして。我かもんとに引入そくさゐ なるこつがいにんの。しうていにならむといふ物には