翻刻
【右丁】
人みんを。たぶらかすよしをきこしめし。さいわい
此たび。こんげんをきつて日本を。はらわるへ
きにあひきわまる所にながさきより。さま〳〵
御わひ事申によつて。はらわるゝ事はゆるされ
とが人ともはかり。一でうのつぢよりくるまに
のせ。みゝはなをそき。廾五人のうち。ばてれん
六人。ゐるまん八人。どうしゆくしうていとも也
らく中を引わたされて。すぐにはりまぢを
【左丁】
さいかゐだう。つくしまて。てん馬にのせて。ひぜん
のながさきまて引わたさる。ろしすがらも。で
うすのきどくあるかとて。天を見あげ山を
なかむれとも露ほともきどくなけれはけ
でんさうなるつらつきして。なかさきにはた物に
かけられけり。しはらくばんしうありしかと□【も】。
ほとなくくさりけるを。ほねしやりかうへともをぬ
すみとり。後々ははつけはしら。やうし木程