キリシタン関連史料を翻刻

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吉利支丹物語 2巻 - 翻刻

吉利支丹物語 2巻 - ページ 18

ページ: 18

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【右丁】 一元和元年のころ。大ざかにおひて。きりしたんの  ほう。はんじやうして。ぶし町人しよらう人とも  もんぜんにいちをなす。有とき大みやうの後室(こうしつ)  りくしゆんにあまらせ給ふが。しきりにきり  したんのほうを。すゝむるによつて何ともよん  ところなくして。こうしつのいわくわれはこれ七  しゆんにをよひて。ゑいぐわゑようののぞみなし  なにゝとほしき事なく。たゝあけてもくれても 【左丁】  後生(こしやう)一すち也。せんするところは仏になりたき  のぞみはかりなり。今日にゐたるまでふつほうの  たてわけをしらす 南無阿弥陀仏と申せはさ  いはうじやうとにおもむき。妙法蓮花経と申  せは。ぢやくくわうどに。おもむくとはかり心へて。よ  ねんをしらず。てにとるほとに仏道(ふつだう)あきらか  なる事あらは。なにしうにはよるへからす。し□【う】  ていをかへ候はん物をとの給ふ ゐるまん聞て