キリシタン関連史料を翻刻

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吉利支丹物語 2巻 - 翻刻

吉利支丹物語 2巻 - ページ 19

ページ: 19

翻刻

【右丁】  女ばうはたらしやすき物と心へて。中〳〵の御事  でうすの仏法は。たちどころにはらいぞうと申て  天上のけらく。金色(こんじき)に身をかゝやかし。かんねつの  しやべつなく。おろがんと申て日ほんのがくなとの  やうに。ふきならしてあそひたはふれ給ふ所なり  しやかとやらんあみたとやらんが。何とて仏になす  べきや。しやかはこれ。てんぢくの上ぼん大わうが子  なり。おやにかんだうせられて。だんどくせんにかゞ 【左丁】  見ゐて。くちにまかせて衆生(しゆじやう)をまよはす。あみた  といふもほうざうびくといひて。人けん也 でうす  と申は天地かいひやくの仏也。きのふやけふのしやか  がほうにとりかさるゝは。きつねにばかされたる□【か】ごとし  しかしながら。くちのよきまゝに三国のぐ人どもを  まよはしたると見えたり こうしつのいはく我は  □【こ】れ女の身なれは。何のしやべつもしらす。その  方のいひぶんもくちはかりにて。まことしくも□【思】は