翻刻
【右丁】
きやくたう□□□【らいす】。しは□【ら】くし□【あ】んしてひ□□□□【はんじや】
もなきにさうろんする事いかゝ有へき□【な】れと□【も】
によぎといひ。又はきりしたんのやつはらざうにん
ぐにんにたいし。ほしゐまゝに。魔法(まほう)をはき出
すでうはぢをあたえんと思ひてふしみよりはや
ふねをとはせて大坂のやかたに付給ふ こうしつ
なのめによろこひ給て。すなわちきりしたんが
寺へししやをたてゝいわく。がくもんくわう□【は】くに
【左丁】
してべんぜつあきらかなるゐるまんこれへ入御(じゆぎよ)
候へやくそくのことく。ぶつほうのせうれつをきかん
と侍り給ふ時に はびあんと申ていにしへ禅(ぜん)ばう
ずおちと見えて。まなこのうちくる〳〵として□【水】
のなかるゝことくべんこうとゞこほる事なし年は
五十はかり。はくおうは六十四五ふるまひいぜんに
はくお□【う】としきだいしてよも山のざ□□□【うたん】ゑし□□【やく】
す。すでに□【そ】の□【日】くれてらつ□【そ】くをてんじ□□【ほう】