キリシタン関連史料を翻刻

コレクション: コレクション1

吉利支丹物語 2巻 - 翻刻

吉利支丹物語 2巻 - ページ 38

ページ: 38

翻刻

【右丁】  はなん百なん十人しうていにすゝめ入たるといふ大  帳をつくりなんばんへわたす弓矢のたゝかひなく  国をとるはかりことなり。まのあたりのべすばん  るすんかの国よりしゆごをすへ三年かわりしよ  むをうんそうせしむ。ほうをひろめしはかりこと也  それかしかあひてをさう〳〵肥後(ひご)へよひにつかはされ  候へ御前におひてたいけつをとげしせん拙者(せつしや)  きよごんを申さはうしさきになり共車さきに 【左丁】  なりとも御おこなひなされ候へあひてのまいる間は  ろうしやに仰せつけらるへしとゝこほる事なく  申上けれは。上 意(い)にきこしめしちうせつのもの  かなと御きしよくよげにみへさせ給ふすなわち  加藤肥後守におほせわたされ訴人(そにん)のあひてをめし上せ  らるゝ所に。さうほうたいけついたしめいさいに白状(はくしやう)仕  国をとらんとのはかりことにきわまれりそれよりして  ふかくにくみおほしめして寺〳〵はつかうせられ