翻刻
【右丁】
はなん百なん十人しうていにすゝめ入たるといふ大
帳をつくりなんばんへわたす弓矢のたゝかひなく
国をとるはかりことなり。まのあたりのべすばん
るすんかの国よりしゆごをすへ三年かわりしよ
むをうんそうせしむ。ほうをひろめしはかりこと也
それかしかあひてをさう〳〵肥後(ひご)へよひにつかはされ
候へ御前におひてたいけつをとげしせん拙者(せつしや)
きよごんを申さはうしさきになり共車さきに
【左丁】
なりとも御おこなひなされ候へあひてのまいる間は
ろうしやに仰せつけらるへしとゝこほる事なく
申上けれは。上 意(い)にきこしめしちうせつのもの
かなと御きしよくよげにみへさせ給ふすなわち
加藤肥後守におほせわたされ訴人(そにん)のあひてをめし上せ
らるゝ所に。さうほうたいけついたしめいさいに白状(はくしやう)仕
国をとらんとのはかりことにきわまれりそれよりして
ふかくにくみおほしめして寺〳〵はつかうせられ