翻刻
すいつけたるににたり。目(め)のおほきなる事は。め
がねを二つならべたるがことし。まなこのうちき也
かうべちいさくあしてのつめながく。せいのたかさ。七
しやくあまりありて。色くろく。はなあかく。はは
馬(むま)のはよりながく。あたまのけ。ねずみ色にして
ひたゐの□【う】へに。おりべさかづきを。ふせたるほとの。
さかやきをすり物いふ事。かつてきこえず。こ
ゑは。ふくろのなくにゝたり。しよ人こぞつて見(けん)
物(ぶつ)みちをせきあへず。めんていのすさましき事あら
てんぐと申とも。かやうにはあるまじきと人みな
申あへり。その名(な)を。うるがんばてれんといふ。心(しん)
中(ぢう)には。きりしたんの。ほうもんをひろめたく
そんぜしかとも。先しばらく。日本(につほん)のにんみんの
ちゑをはかりみると見えたり。色〳〵さま〳〵。なん
ばんごくのめつらしき物を。しな〴〵もてきたる
とみえし。其ころ津の国のぢう人(にん)。たかやま