翻刻
【右丁】
なんにあふときは百みのおんじきをあたへてん
の上へひきあげ給ふよし受け給り候へともけふは
せんべいを一まいあめを一ほんくるゝ物なし夕べ
くうたるまゝなれは。むしがこみあげむねがし
わるといふ。又したつみになりたる物の申やう
うへよりをしつけられ。もちおもりかしていきかき
るゝぎりもぐわいふんも思われすいさころべと
いくとうおんに申けれはなぐれくちになつて河
【左丁】
原うちは時のこゑをあけてわらいけり。さてざう
しき衆町〳〵へ人をはしらかし。うけ人てがた
をさせみなをのか家〳〵に帰る所にあとに五六
十人のこりて。ひけう〳〵とのゝしりけれはせう
〳〵のはちにこそうそもふかるれこれよりしては
めん〳〵さはき。後生はねすみいたちに生るゝ共
かまひなしとうちわくづれに成てかへりける
さてざうしき衆あとにのこるやつはらをにくみ