キリシタン関連史料を翻刻

コレクション: コレクション1

吉利支丹物語 2巻 - 翻刻

吉利支丹物語 2巻 - ページ 43

ページ: 43

翻刻

【右丁】  しうていのほんいさへたかはすはくるしかるまじと  いひつたへ。一人にゐんす壱ふんあてひそかに是  をくばる此事又 訴人(そにん)出ていよ〳〵国をかたぶく  べきてだてあらはれ。ふかくにくみおほしめして  日本国のしゆごぢとう代くわんとうに仰付られ  里〳〵うら〳〵山が〳〵嶋〳〵のこる所なく昨日けふ  むまれたる。あか子まてそれ〳〵のだんな寺より  せう文にのせ。しゝそん〳〵当寺のだんなに。まぎ 【左丁】  れ御座なし。もし此うち一人なり共きりしたんの  しうし御さ候はゝ寺のぎは御けつしよなさればう  すはいかやうにも御せいはいたるへしとかたく書  物を仕りさゝげ奉る町人は町のとしより月  行事。村々はしやう屋おも百姓ぶしは物がしら  年ことに御あらためもるゝ事なくあまつさへ諸  国のざい〳〵にそくたくの高札ありといへとも  やゝもすれば十人廾人つゝさかし出されて。火