キリシタン関連史料を翻刻

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吉利支丹物語 2巻 - 翻刻

吉利支丹物語 2巻 - ページ 44

ページ: 44

翻刻

【右丁】  あふりさかはつけ水つけさま〳〵の御せいはい今  にたへざる御事はふしんはれかたしと《割書:云| 云》  ○つくしのひぜんしまはら天草一 揆(き)を起事  寛永十四年十一月中旬の比しまはらあまくさ一 揆(き)  しきりにおこしてくしのはを引かことく。はやひ  きやくはやてんまの行ちがふ事。よるひるのさか  ひなしそのらんしやうを尋ぬるに松倉長門守  はいりやうの地也六万石あておこなわるゝ所に 【左丁】  わたくしけんちして。高拾弐万石を物成五つ  六つにしてむたいにむさぶりとる。百姓とも年々  のつかれによつて当ねんはうるへき子も牛馬も  なしなにをもつてしんみやうをつなぐへきや。と  てもがしにをよばんより一 揆(き)をおこし末代まて  のこうきにとゝむへきと。天の四郎といふもの  を大将にしてすなはちきりしたんのたんぎを  とかせしうていを一 途(づ)にきわむるもしいぎいふ