翻刻
【右丁】
鳥ならてはかけりかたし。ひるはあしがるてつほう
のものをいたして雨のふるほとはなしけれ共すこしも
ひるまず。しろの内よりは山のこしをほりうかち
てつほうざまを三だんにあけさかをとしにうつ
しろへのみち大手からめてに二すち有といへとも
ほそみち岩つたひなれは一きうちにしてさうなう
へいじたまてはおもひもよらすよるはさる火車
火をいたしてありのはうまても見すかし日々夜々
【左丁】
よせての人数そんするはかり也。しろはがんせきけん
なんにしてたうのくりんのうへをなかむるかことし
何ともせめあぐんて日々だんかう一 途(づ)にきわ
まらざる所に。江戸よりの御ちうしんにいわくさつ
そくにせめて人数そこなふへからす一揆ふぜい
けんそをかまへいかほとありといふとも物の数ならす
あひかまへてせむへからすとおい〳〵にはやひきやく
かさなれり。諸大名衆御上使の陣(ぢん)屋にあつまり