翻刻
【右丁】
たまひてひやうぢやうにいわく そうして此こしろ
たとひがんくつせきへきにしてくろかねのあみ二
重三へにはるといふとも蚊虻(ふんもう)あつまつていかつち
をなすにゝたり一ときせめにしてふみちらさん事
あんのうちなりといへとも百姓ゑつたこつじき
のたくひにしよさふらいともをうたせてはふひんの
事也いかゝはあらん。せんずる所はすねんのたくわへ
もなくにわかにたてこもりたる物なれはひやう
【左丁】
らうか。玉(たま)くすりか。つきざる事はよもあらし其上
御おきてといひかた〳〵もつて先一ケ月もゆる
かせにすへしとだんかうきわまる所に鍋嶋(なへしま)信濃守
てさきへ夜うちを打内々おもひまうけたること事なれ
はえたりやかしこしとひつつゝんて百四五十くびを
とりいけとり二卅人からめとるのこる二百人あまり
はう〳〵しろへにけのほるさて死人とものはらを
あけてみれは。かいさう木のは青むきなとを