翻刻
【右丁】
物きれ小身ものをは。まご六まさつねか小かたな
なとのやうにひさうしてめしつかわるれは一人も
うらむるものなしかたしけなきおもひ入はるかに
ちかふ物也いつれをとりわけて御きに入たるといふ
色わけを見せ給はすわか子のことくめん〳〵のげ
いぶりを見わけそれ〳〵にめしつかわれ一はうを
聞て下知なくじひをふかうなさけをあつう
ふだん心やすきやうにおこなひをなし給へは
【左丁】
万事にはちて。ぎやうぎをたしなみはつとを
もちい。ばさらにふけらす上をまねふ下とかや
しぜんのしろぜめ。かつせんありし時は一あしも
しりそかせす主人のざいにつき一時にてきを
とりひしがんと心かくるはつね〳〵の御なさけをかん
するゆへなりさあるときんは一人もくずになら
さるのもとひなり
一かしこくして中智の人をめしつかわるゝは人のき