翻刻
【右丁】
ようぶきようを見すかし家につたわりくんこうを
つみたるやからをもすこしのなんをあらためて
ふる身のかたなにやきばのなきやうにすてをか
るれは其身もをのつから。ひげしてよろつに
つゝしみをなす又昨日けふ出たるものなり共
万事にはかをやりこうせきたゝしく才かく人に
ぬきんてたる者と見こめては内外のしゆつとう
かたをならへさるやうにかれ一人にきわまつていか
【左丁】
やうの事ありとてもしゆ人のみゝへわきよりうつ
たふる事かつてならされは本座新座共に
かのしゆつとう人をうやまふて門前に市(いち)をなす
又我にしたしきものには心をうちとけてちなみを
なす我にうとき者には折めきりめに殿の御
意(い)とかうしてあてつかひにめしつかふしんいの
ほのおむねをこかすといへともかなはされはおも
てむきをなたらかにす大身ほと正 直(じき)なる