キリシタン関連史料を翻刻

コレクション: コレクション1

吉利支丹物語 2巻 - 翻刻

吉利支丹物語 2巻 - ページ 6

ページ: 6

翻刻

申物は。もうせんのことくなる物にて。色はねすみ色 なりしが。袖(そで)ながくすそはちかりにしてさな がら。こうもりのはねをひろげたるににたり さて御れいにまかり出るに日ほんごくの大みやう 小みやう地下まち人きゝつたへ〳〵ぎおんのゑ。 さんわうまつりなどのやうに。見物をしわけら れす。すなわち。しんもつにはてつほう十 丁(ちやう)。 ゑんきんのめかね。八でうづりをかうはこに入る ほとの蚊帳(かちやう)。十五けんにをよぶしやう〴〵ひ。まき物 くすり物。やぎう。ひづし。たうけん以下。しゆ〴〵 かずをつくして。さゝげ奉る。信長公(のぶながこう)ぎよかん なのめならず。すなはち御屋しきを下されて。 おびたゝしき寺(てら)をたつる。其後。ぐりごりや。 りいすばてれんといふものをわたす。日本のつう じに。ろれんすといふもの。これはびせんのくに の物也。又がうずもといふもの。しもんといふ物