翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

当世医者風流解 3巻 - 翻刻

当世医者風流解 3巻 - ページ 21

ページ: 21

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に見へるが遅(おそ)ふ戻(もど)ると焔魔(ゑんま)大王(だいわう)のやうな顔(つら)に見へる。 嚊(かゝ)の顔(かほ)は青鬼(あをおに)赤鬼(あかおに)。ばゞの顔(つら)はしやうづ川のばゞ おれが心一ツから色々(いろ〱)に見(み)える。戻(もど)つた時(とき)のぐはいのわる さそこで戻(もど)り〴〵から丁稚(でつち)てもしかり付(つけ)ねハ手にはが わるひどうでおれがやうな切手(きれて)ハ少々(せう〱)の事(こと)ハあり内(うち)じや が若宿這入(もしやどばいりまへ)にハ嚊(かゝ)から先(さき)へ拵(こしらへ)ておかねバ工面(くめん)かわるひ と只(たゞ)手前(てまへ)の勝手(かつて)のよきことばかりを思ふてとんと主人(しゆじん) へ忠義(ちうぎ)のことハ思はず丁稚(でっち)の時に始(はじめ)て主人(しゆじん)へ目見(めみ)への 時の心(こゝろ)が替(かわ)りさへせねバよひものなれと尻(しり)があたゝまるに 順(したが)ふて。材木違(ざいもくちが)ひなる了簡(りやうけん)ができ。纔(わつか)なことで手形(てがた) をやけば世間体(せけんてい)がわるひしゝ?るわらハ是(これ)ハといふ程(ほど)の ことてなけれバ外聞(がいぶん)がわるひなとゝいふやうな時節(じせつ)/一向(いつかう)何(なん) のことやら分(わけ)がしれぬと云(いふ)もの也 ○女子衆(おなこしゆ)の出替(てかわ)り目見へにハ御/使(つかひ)がござりましてハどふ し?りませぬ。御供(おとも)が度々(たび〲)ござりましてはいふもなりま せぬ。御子達様(おこたちさま)はいつちいやなもので御ざりますがどふ