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でござり舛「三人あるわひの「ヘイ御/壱人(ひとり)でさへゝやなもの
に沢山(たくさん)そうに御三人もござりましてハ。つまりませぬ定(さだ)
めて御/乳母(うば)とのがござりませふ是(これ)が又とんと馬の合ぬ
ものでござり舛シテ御ばゞさんが御さり舛カナ「アイよけ
ハなひがひとりあつかへ「ヘイこれハとことも六(むつ)かしいてやか
ましいものにきわまつてござりますれどもならふなら
とふぞ。ほり出(だ)してハしまハれまさぬるソシテ御/宗旨(しうし)は
マアなんで御さり舛フウなせ宗旨(しうし)を尋(たづ)ねてじやヘイ
門徒宗(もんとしう)でござりませねバ何角(なにか)に世話(せわ)が多(おほ)ふてなり
ませぬシテ又/店(みせ)の若衆(わかしゆ)は格別(かくべつ)無細工(ふさいく)な男(おとこ)ハござ
りませぬかな。中戸(なかど)のしまりハきびしいことハこざりま
せぬかな。養父入(やぶいり)十日になさつて下(くだ)さりませ。からだ
か少(すこ)しよハふござり舛(ます)ゆへ。月に十/夜(よ)さばかり灸(きう)すへに
まいらねバなりませぬ。つとめとおつしやれバつとめませふ
が御/子達(こたち)と。ばゞさまハ出(た)して御/仕舞(しまひ)なされませならと
いふむかしの女子衆(おなごしゆ)は。目見(めみ)へしてどふぞ奥(おく)さんの御/気(き)