翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

当世医者風流解 3巻 - 翻刻

当世医者風流解 3巻 - ページ 27

ページ: 27

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の新(しん)もの数限(かずかぎ)りなきことあげてかぞへかたし誠(まこと)に天窓(あたま) をなぶりものにする也。化粧(けわひ)ハ。うつすらと紅白粉(へにおしろい)に極(きはま)りし ものを。化粧(けわひ)下して玉子(たまご)やう。婦のやきやう。又しやうゑん しやう。和尚(おしやう)やう。首筋(くひすじ)ハふじの山或ハ二/本足(ほんあし)三本足 四本あし毛(け)だものやうに思ひ。耳(みゝ)のうしろをすかや ら。けづるやう。天窓(あたま)の真中(まんなか)に金(かな)ものを打(うつ)やら実(まこと)に 顔(かほ)から天窓(あたま)をちやうさいぼうにするといふもおろかなり。 最早此上(もはやこのうへ)ハ。しやうもやうもないゆへに。胸(むね)から腹(はら)へかけ テ高蒔絵(たかまきえゑ)をかき。背(せ)なかから太股尻(ふともゝしり)のわれめへか けて極彩色(ごくざいしき)にするやうになり誠(まこと)に〳〵女のはゞする 時節(じせつ)なり。節季前(せつきまへ)に通書出(かよひかきだ)しの〆高の多(おほ)いの ハ呉服屋(ごふくや)小間物(こまもの)やなれバ主(あるじ)是(これ)をみて何(なに)ゆへ此様(このやう)に 小間物(こまもの)や呉(ご)ふくやの買物(かいもの)か多(おほ)ひといへバ。女房(によほう)むつ とせきあげ。いかりの眼(まなこ)に声(こへ)あらゝけヤア〱費(ついへ)らし きもの一ツもなし通書出(かよひかきだ)し一々に。ごり押(をし)にして吟味(ぎんみ)せ よ付落(つけをち)ハあるとも付掛(つけかけ)ハなひゾヨ世帯(せたい)廻(まわ)りの無益(むゑき)