翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

当世医者風流解 3巻 - 翻刻

当世医者風流解 3巻 - ページ 46

ページ: 46

翻刻

いへばどちらでも間(ま)に合(あ)ふもの也。脉(みやく)をとくと見て 病家(びやうか)にむかひ。御小児(おしやうに)さまハ。おつしやることがわかりま せぬゆへいたしにくひものなれどそこが療治(りやうぢ)の手際(てぎわ) と申もの。しかし親御(おやご)さまかたハ。きつい御心遣(おこゝろづか)ひなも ので御さり舛/随分(ずいぶん)御/気(き)をつけられませバ。御小児の ことゆへ。ちつと薬(くすり)が廻(まわ)つて御快(おこゝろよい)とぐつと御よろしい ものでござり舛。しかし余丈(よたけ)のなひものゆへ少(すこ)しの たべものても。時気(じき)にても。やう当(あた)りますとかく御介抱(ごかいはう) が第一(だいいち)でござり舛と随分/抜道(ぬけみち)を広(ひろ)ふ明置(あけをく)べし ○婦人(ふじん)なれバ。とれとも血(ち)の道(みち)のことで御ざり舛と云(いふ) があたりまへなり。兎角(とかく)巡(めぐ)りがよふなけれバ何(なに)になり ともなつて申/分(ふん)がおこりまず何(なに)ぶんにも御/気(き)をは らすやうになされませ気(き)がわつさりといたしますと おのづから御快(おこゝろ)よふなりますもので御さり舛イヤつい 治(なを)して上(あげ)ませふと始終(しじう)精(せい)をつけてハ薬を▢▢ 只(たゞ)機嫌(きげん)をとり〳〵療治(りやうぢ)をすれバ。女ハたれに力を