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いへばどちらでも間(ま)に合(あ)ふもの也。脉(みやく)をとくと見て
病家(びやうか)にむかひ。御小児(おしやうに)さまハ。おつしやることがわかりま
せぬゆへいたしにくひものなれどそこが療治(りやうぢ)の手際(てぎわ)
と申もの。しかし親御(おやご)さまかたハ。きつい御心遣(おこゝろづか)ひなも
ので御さり舛/随分(ずいぶん)御/気(き)をつけられませバ。御小児の
ことゆへ。ちつと薬(くすり)が廻(まわ)つて御快(おこゝろよい)とぐつと御よろしい
ものでござり舛。しかし余丈(よたけ)のなひものゆへ少(すこ)しの
たべものても。時気(じき)にても。やう当(あた)りますとかく御介抱(ごかいはう)
が第一(だいいち)でござり舛と随分/抜道(ぬけみち)を広(ひろ)ふ明置(あけをく)べし
○婦人(ふじん)なれバ。とれとも血(ち)の道(みち)のことで御ざり舛と云(いふ)
があたりまへなり。兎角(とかく)巡(めぐ)りがよふなけれバ何(なに)になり
ともなつて申/分(ふん)がおこりまず何(なに)ぶんにも御/気(き)をは
らすやうになされませ気(き)がわつさりといたしますと
おのづから御快(おこゝろ)よふなりますもので御さり舛イヤつい
治(なを)して上(あげ)ませふと始終(しじう)精(せい)をつけてハ薬を▢▢
只(たゞ)機嫌(きげん)をとり〳〵療治(りやうぢ)をすれバ。女ハたれに力を