翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

当世医者風流解 3巻 - 翻刻

当世医者風流解 3巻 - ページ 55

ページ: 55

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○/気(き)の長(なが)ひゆつたりとした性分(そやうぶん)なれバ。腹脉(はらみやく)とくと 考(かんが)へて。此御/脉体(みやくてい)にてハ物(もの)に御/気(き)のせくことハ御ざり舛 まひ。何(なん)でも余程(よほと)根(ね)の御/丈夫(じやうぶ)な所がござり舛れば 御性分(おしやうぶん)に応じやりた薬を用ひますれバ。御/快気(くはいき)に 疑(うたが)ひハござりませぬといひ。死(し)のと生(いきやう)と夫(それ)にハとんと 貪着(とんぢやく)なく只気(たゞき)を安(やす)ふ丈夫(じやうぶ)に思(おも)ハして。ながふ薬を のますやうに心得(こゝろへ)べし ○/頭痛(づつう)がすると云(いへ)バ是(これ)ハ元(もと)のぼせより発(おこ)りしことゝ云 べし。又/逆上(のほり)強(つよ)きといへバ?しつき有(あつ)て。足(あし)の踏立(ふみたて)? とハいたすまじと云(いふ)べし ○/熱(ねつ)の有(ある)なし。問(とは)れし時(とき)。有無分(うむわか)りがたけれバ。熱(ねつ)も 少(すこ)しハあれども。各別(かくへつ)の構(かまい)になる程(ほと)のこともこざりま すまいとどちらへもつかぬやうに云て返答(へんとう)すべし ○/至(いたつ)てたばこ好(すき)なれバ。折(をり)々目(め)がぐら〳〵といたし ませふがな。底(そこ)に痰(たん)の有性(あるしやう)にて。是(こあれ)ハ表向(おもてむき)ハよふ見へ ても内證(ないしやう)の腹(ふく)ぶんがよろしからず。病(やまひ)のおわらぬ内。痰(たん)のむ