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○/気(き)の長(なが)ひゆつたりとした性分(そやうぶん)なれバ。腹脉(はらみやく)とくと
考(かんが)へて。此御/脉体(みやくてい)にてハ物(もの)に御/気(き)のせくことハ御ざり舛
まひ。何(なん)でも余程(よほと)根(ね)の御/丈夫(じやうぶ)な所がござり舛れば
御性分(おしやうぶん)に応じやりた薬を用ひますれバ。御/快気(くはいき)に
疑(うたが)ひハござりませぬといひ。死(し)のと生(いきやう)と夫(それ)にハとんと
貪着(とんぢやく)なく只気(たゞき)を安(やす)ふ丈夫(じやうぶ)に思(おも)ハして。ながふ薬を
のますやうに心得(こゝろへ)べし
○/頭痛(づつう)がすると云(いへ)バ是(これ)ハ元(もと)のぼせより発(おこ)りしことゝ云
べし。又/逆上(のほり)強(つよ)きといへバ?しつき有(あつ)て。足(あし)の踏立(ふみたて)?
とハいたすまじと云(いふ)べし
○/熱(ねつ)の有(ある)なし。問(とは)れし時(とき)。有無分(うむわか)りがたけれバ。熱(ねつ)も
少(すこ)しハあれども。各別(かくへつ)の構(かまい)になる程(ほと)のこともこざりま
すまいとどちらへもつかぬやうに云て返答(へんとう)すべし
○/至(いたつ)てたばこ好(すき)なれバ。折(をり)々目(め)がぐら〳〵といたし
ませふがな。底(そこ)に痰(たん)の有性(あるしやう)にて。是(こあれ)ハ表向(おもてむき)ハよふ見へ
ても内證(ないしやう)の腹(ふく)ぶんがよろしからず。病(やまひ)のおわらぬ内。痰(たん)のむ