翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

当世医者風流解 3巻 - 翻刻

当世医者風流解 3巻 - ページ 72

ページ: 72

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いらねバ療治(りやうぢ)はしがたし其気(そのき)に入(いり)やうハ大体(たいたい)左(さ)に顕(あらは) すなり。但(たゞ)し薬(くすり)にあぶらハ忌(いみ)ものなれども病家(びやうか)に は少(すこ)しヅゝにても。油(あぶら)を用ひねバならぬものと知(し)るべし しかし其油(そのあふら)の製法(せいはう)配剤(はいざい)調合(ちやうがふ)の用ひやう法組(はうくみ)ハ。 至て密事(みつし)口伝(くてん)の法(はう)なれども汝(なんし)に伝(つた)へ申べし謹(つゝしん) で相伝(さうでん)を受(うく)べし    気転頓作先生(きてんとんさくせんせい)秘伝油(ひてんあぶら)の製方(せいはう) ○かんしやく持(もち)なれバ。御/気(き)の真直(まつすぐ)な少(すこ)しでもいかんだ ことの御嫌(おきら)ひな御/性分(しやうぶん)。扨(さて)も〳〵けつかうな御ことで御(ご) さり舛。我々(われ〱)ハ兎角(とかく)に物(もの)ことを。やりなぐり舛(ます)。とかく あなたを見習(みなら)ひませねバなりませぬなとゝほめそや すべし ○/取締(とりしまり)のなひ大風(おゝかぜ)に灰(はい)といふ人なれバ。扨々(さて〱)御気の さつはりとした。とんと気(き)のをけぬ物(もの)ごとにしら着(ぢやく) せぬ。胸(むね)の広(ひろ)ひ。我々(われ〱)のやうな愚(ぐ)まいものハ。些(ちと)にや かりもので御ざり舛。扨(さて)もまい御/気性(きしやう)ジヤト云べし