翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

当世医者風流解 3巻 - 翻刻

当世医者風流解 3巻 - ページ 90

ページ: 90

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程(ほと)よふあかりませふがなソシテ御くらしむきのおつらじい かたいのがさつふりと通(つう)しますはづじやシテ少々(せう〱)合点(がてん) のまいらぬこともござり舛。ヘイ夫(それ)ハなんでござり舛/其儀(そのぎ) ハまづあとで申ませふ。少し旅(たび)草臥(くたびれ)も見へますし。 腹(はら)も少々(せう〱)痛(いたむ)脉体(みやくてい)也。またづつうのきみもあり そふなる容体(ようだい)なり。外(ほか)にハ別(べつ)の子細(しさい)ハござります まいりなと。聞(きい)て母親(はゝおや)びつくりし。なる程(ほど)さやうて御ざ り舛。何(なに)もかも。口淀(おつしやる)とをりて少(すこ)しもちがひハござり    如何いたしけん此處番附違い有り次の    ○しるしへよむへし ▢ ませぬか。誠(まこと)に燈台(たうだい)元(もと)くらしとハよふいふたもので ござり舛。扨(さて)打(うち)あかして申さねバ医者(いしや)の本意(ほんゐ)が済(すみ) ませぬ。実(じつ)は御/娘子(むすめご)ハ後妊身(ごにんしん)でござり舛と聞(きい)て 母親(はゝおや)びつくりし。娘(むすめ)おはんハ胸(むね)に覚(おぼへ)の顔(かほ)たちあかめ ヲ、イヤなんのまあそんなことがござりませふとはづかし そふなやうすぶり。敷安(しきあん)まゆにしわをよせ。夫(それ)にハちが ひハござりませぬと。おしつけて慥(たしか)にいふ。先(まづ)脉体(みやくてい)ハ右(みぎ) の趣(おもむき)なれども。先々(まづ〲)おなかを見て上(あげ)ませふといへば