翻刻
【右丁】
入門(にうもん)といふ都の惣門なり是ゟ前後
左右に諸官人の屋敷大身小身入
乱(みだ)れ軒(のき)をならべたる事凡数万券軒此
間一里斗打越 石垣(いしがき)あり高さ二十丈
余にして惣築地(さうついぢ)廻りに堀(ほり)をかまへ
方四里の城地(しろち)也四方に橋(はし)をかける事
【左丁】
百七十二ヶ所 後(うしろ)に日頂山(につてうさん)とて高山あり
是より山を越(こへ)て八里 後詰(ごづめ)に城あり
右は聞伝へたる事をつど〳〵と書しるしいつ
ては彼島(かのしま)を一見せざればこれが是非(ぜひ)
をしらず彼島の地理をしりたる人 幸(さいわい)
にたゞし給へ又 通商考(つうせうかう)にいわく