翻刻
【右丁】
人物(じんぶつ)は朝鮮(てうせん)に似(に)て別也
詞も中花【中華のことか】と通ぜず此国に
は日本 鎮西(ちんぜい)八郎 為朝(ためとも)の
寺あつく位牌(いはい)を安置
すとぞ又此国の詞には日本
の詞とおなじき事多し
【右丁 右下】
地ゟ出る事
二十五六度
【左丁】
酒をみき食(しよく)をそといふの類なり最
仏神儒道(ぶつしんじゆどう)をたつとび日本の風義【「風儀」のこと=行儀作法】を
ならふ者多し女人家内を主とり
男子は耕作商売(こうさくせうばい)をつとめ常に琵琶(びわ)
三味線をひきてたのしめり此国の
舟日本の地に漂流(ひやうりう)の時其所