琉球・沖縄の世界を翻刻する

コレクション: ハワイ大学所蔵 阪巻・宝玲文庫 vol. 1

琉球雑話 - 翻刻

琉球雑話 - ページ 16

ページ: 16

翻刻

ゝ右丁】 見しと是は世界(せかい)のまよこにてもあるら んと評判しけるとなりさて西へ行し ものゝいへるは西をさして二三千里も漕(こぎ)【艚】 行しに天気(てんき)の甚だくもりたる様子にて 先へ行ほどだん〳〵くらく後には其 空(くう) 中(ちう)何やらん手にさわるやうに覚しが蜘(くも)の 【左丁】 巣(す)を一面はりたるごとくにて後には其 蜘(くも)の巣(す)も甚だつよくおしやぶり〳〵舟 行の及ぶたけはこぎしが後には水面も 彼もの一面にありて一 向(こう)舟とをらざるゆへ 是非なく本国(ほんごく)へ帰りしとなり何たるわけ と知たる人なしさてまた北へ行たる舟の