琉球・沖縄の世界を翻刻する

コレクション: ハワイ大学所蔵 阪巻・宝玲文庫 vol. 1

琉球雑話 - 翻刻

琉球雑話 - ページ 20

ページ: 20

翻刻

【右丁】 じ或(あるひ)は過(あやまつ)て海中に没溺(ぼつでき)せんとする 時此 魚(うを)たま〳〵これにあふ時は能人を 保護(ほうご)して助(たす)くる事あり或は漁人(ぎよじん)等悪 魚の為にくるしめらるゝに此魚たやすく 往て悪魚を追(をい)しりぞくとぞこ此ゆへに 其辺の諸国(しよこく)此魚をとる事を大きに 【左丁】 禁(きん)ずるの法也といふ又一魚あり其くち ばしの長さ一丈歯は鋸(のこぎり)の如く力 強(つよ)く 猛(たけ)し諸の大魚と戦(たゝかつ)て必ずかつ 此時海水 紅(くれない)なりたま〳〵此魚くちは しをすつて往来の船にふるれば 船則やぶる諸舶(しよはく)甚だ是をおそる