琉球・沖縄の世界を翻刻する

コレクション: ハワイ大学所蔵 阪巻・宝玲文庫 vol. 1

琉球雑話 - 翻刻

琉球雑話 - ページ 21

ページ: 21

翻刻

【右丁】 又一 魚(ぎよ)あり其大さ数十丈力甚だつよし 船にあふ時は首尾(しゆび)をもつて船の両頭 をいだく是をうたんとして船中 動(どう)ずる ときは舟 即(すなわち)くつかへる是等の事あるを もつて洋沖(ようちう)にては時々 大鳥銃(いしびや)【「石火矢」のこと】を 放(はなつ)て海魚(かいぎよ)を驚(おどろ)かすときは船を避(さく)とぞ 【左丁】 又海中に人あり是を海人と号(ごう)す 是に二 種(しゆ)あり其一ツは全体(ぜんたい)皆人にし て頭髪(づはつ)鬚眉(しゆび)こと〴〵くそなはれりたゞ 手足の指(ゆび)水鳥の如く相連なつて水 かきあり何れの国にてか是を捕(とり)て国 王に献(けん)ず是にものいへ共 応(をう)ぜず飲(いん)