翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

救民薬方録 - 翻刻

救民薬方録 - ページ 6

ページ: 6

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【右ページ】  右は百日の間/急度(きつと)くふべからず○酒これは至(いた)つて大/毒(どく)也一年/忌(いむ)べし  犬肉(けんにく)これは一代くふべからず          ○ 一/指(ゆひ)のいたみ。ひやうそ。つまはらみ。其外何にても蛍(ほたる)をすりつぶし付てよし   但し夏(なつ)の中とりて干(ほ)したくはひ置(おき)。粉(こ)にして付べし          ○ 一ねづくゝりには蛇(へび)のむけ皮を黒焼(くろやき)にして胡麻(ごま)の油にてとき付べし          ○ 一/鼠(ねずみ)に咬(かま)れたるに。猫(ねこ)のよだれ又/糞(ふん)をぬり付てよし 一又かまきり虫の影干(かげぼし)を飯(めし)つぶにてねり付てよし 一又/鮒(ふな)の生(なま)なる肉(にく)をすり付てよし 一又/梅(むめ)のたねを酢(す)にてすり付てよし          ○ 一ねずみの小便(しやうべん)目に入たるに猫のよだれをさし入てよし 一猫に咬(かま)れたるに薄苛(はくか)の汁(しる)を塗(ぬる)べし 一犬の毛(け)を焼(やき)付るもよし 【左ページ】 一又犬の糞(ふん)をぬるもよし          ○ 一/銭(せに)咽(のんど)につまりたるにふのりを呑(のみ)てよし 一又あぶらと酢(す)を呑(のむ)もよし。是は胸(むね)わるきゆゑにつきかへすなり          ○ 一/乳(ちゝ)のはれたるには岩百合(いはゆり)の根(ね)をよく摺(すり)酢(す)にてとき付べし          ○ 一/突(つき)目には。蝿(はい)のあたまを飯粒(めしつぶ)にて能(よく)おし交ぜ。乳汁(ちゝ)にてとろりとねり合せ  目にさしてよし 一又あけびの蔓(つる)の新芽(しんめ)をとりせんじ洗(あら)ふべし          ○ 一/鳥眼(とりめ)には。へびいちごの焼灰(くろはい)を乳(ちゝ)にて解(とき)さしてよし          ○ 一目のよわき人。毎朝(まいあさ)塩(しほ)にて口中を磨(みが)き。その含塩(ふくみしほ)を手のひらへ吐出(はきいだ)し  目へ付べし。斯(かく)のごとくすれは一生(いつしやう)目のかすむことなし          ○