翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

救民薬方録 - 翻刻

救民薬方録 - ページ 7

ページ: 7

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【右ページ】 一/諸(もろ〳〵)の魚(うを)にあたりたるには。瓢(ふくべ)のたねを干(ほし)粉(こ)にして呑(のむ)べし 一又くちなしの実(み)をせんじのむべし 一又/煎豆(いりまめ)を喰(くう)てもよし 一又/生鰹(なまかつほ)にゑひたるには。鰹節(かつおぶし)をせんじ呑べし          ○ 一/酒(さけ)にあたりたるには葛(くづ)の花(はな)か。茄子(なすび)の花か夕貌(ゆうがほ)の花か。何れにても干(ほし)粉(こ)に  してもちゆ 一又/葛(くづ)の根(ね)もよし          ○ 一/茸(きのこ)の類(るい)にあたりたるには桜木(さくらき)の皮か。実(み)をせんじ用ゆ 一/松茸(まつたけ)にあたりたるには鯣(するめ)をせんじもちゆ          ○ 一/蕎麦(そば)にあたりたるに。あらめをせんじ用ゆ 一又かりやすを/煎(せんじ)用(もちゆ)るもよし          ○ 一/食滞(しょくたい)には豆(まめ)の木(き)の根(ね)に丸きもの有(あり)。これを取さゆにて吞(のま)すべし。吐(はき)くだり  して治(ぢ)すこと妙なり          ○ 【左ページ】 一/餅(もち)の咽(のど)につまりたるに一/番酢(ばんず)を吞べし 一又/大根(たいこん)のしぼり汁(しる)を用てよし          ○ 一/湯火傷(やけど)には。胡瓜(きうり)の絞(しぼ)り汁(しる)を付べし  一/馬(むま)のあぶらを付てよし 一にはとりのたまごを付てよし 一さとうを。水にときて付てよし          ○ 一/簽(とげ)刺(さし)たるにかまきり虫のはらわたをすり付てよし 一又きうりの皮を付てよし 一又/蝿(はい)を搗(つき)たゞらかし付てよし          ○ 一/漆(うるし)まけには杉菜(すぎな)の絞(しぼ)り汁(しる)を付へし 一又はすの葉(は)をせんじ洗(あら)ふ 一又/大麦(おほむぎ)を粉(こ)にして水にてぬりてよし 一又/鰹節(かつをぶし)をせんじ用ゆ          ○ 一/咽(のど)に骨(ほね)たちたるに人の爪(つめ)を煎(せんじ)用ゆ 一又/南天(なんてん)の葉(は)をせんじもちゆ 一又/烏(からす)の黒焼(くろやき)を水にて呑(のむ) 一ゑの木の実(み)を粉(こ)にして用ゆ 一又ひで松(まつ)の灰(はい)をのみてよし          ○