翻刻
同二十五年《割書:我国此年南北一統す(イの□)|後小松院明徳三年》中山王
其子□陪臣の子弟等をして□/学(学)に
入しむ太祖悦(悦)びて其礼遇山南北山に
□すぐ/れ(イ□□)【挿入記号】て厚きを好み/し(をもて)【挿入記号】閩人の能く船を操る
者三十六姓を賜て其(其)往来に便りし給ひ
二年毎に一たび朝貢し舟ごとに百/人(イより)【挿入記号】多
くとも百五十人に過べからずと定られ福建の
南台の外に蕃使館を設て其使待たる
【次行上部に書き入れ】棒
《割書:朝貢使の朝を拝する|等の儀事長ければ不記》その貢物は馬(イ□)琉黄蘓木
胡椒螺殻海/巴(也イ)生紅銅牛皮/□(オリ)子扇(アフキ)刀
錫瑪瑙磨刀石烏木降香木香其中琉
黄螺殻海巴牛皮磨刀右は其の産物
にて蘓木胡椒等は年々に□羅日本
より易る所に(イなり)て擢(イ推)扇子は則日本の扇也
按るに蘓木胡椒は我国の物にあらず
日本より易来るといふ事は誤れり日本
扇の事は古しへより彼国にて申し
伝ふる所なり