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コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - ページ 115

ページ: 115

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し者(もの)なりけるが叔舟(しゆくしう)すでに死(し)せんとする時(とき)にのぞんで朝鮮王(てうせんわう)成宗(せいそう)は叔舟(しゆくしう)か 方(かた)に使者(ししや)をつかはし何(なに)にても言(ことば)を遺(のこ)すべきの意(こゝろ)あらば国(くに)の為(ため)に一言(いちごん)を述(のぶ)べ し必(かなら)ず遠慮(えんりよ)を以(もつ)て申さでやある事(こと)なかれと命(めい)あれば叔舟(しゆくしう)答(こたへ)て奏(そう)する やう願(ねが)はくば国家(こくか)と日本(につほん)と長(なが)く不和(ふわ)なる御 意(こゝろ)を起(おこ)し給ふべからず終(つひ)に其(その)懈(おこた)り の儀(ぎ)有(ある)ならば必(かなら)ず国(くに)の害(がい)となるべきの処(ところ)なりと云(いひ)しを成宗(せいそう)も彼(かれ)が異見(いけん)を 感悟(かんご)し給へけるにや茲(こゝ)に於(おい)て副提學(ふていがく)李亨元(りかうげん)書状官(しょじやうくわん)金訢(きん〳〵)と云(い)ふ者(もの)をし て。旧交(きうかう)を修(おさめ)ん為(ため)に遣(つかは)し対馬(つしま)の国(くに)まで到(いた)るといへども渡海(とかい)風水(ふうすい)の悪(あし)きに よつて正使(せいし)すでに疾(やまい)を生(せう)じ書(しよ)を成宗(せいそう)に奉(ほう)じ回(かへ)らん事(こと)を乞願(こひねか)ふ成宗(せいそう)も また彼(かれ)が意(こゝろ)に任(まか)せて赦(ゆる)さるれば音物(いんもつ)書状(しよしやう)をばこれを以(もつ)て対馬(つしま)の国主(こくしゆ)に 致(いた)しすゝめて両使(りやうし)は是(これ)よりやめて帰国(きこく)を赦(ゆる)されたり其後(そのゝち)は絶(たへ)て日本(につほん)への