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必(かならず)勿(なかれ)_二遺失(いしつはすること)_一吾(われ)出(いださんの)_二軍(くんを)于 大明(たいみん)_一之 時(とき)弥(いよ〳〵)與(と)_二貴国(きこくと)_一結(むすはん)_二交隣(かうりん)
之(の)好(よしみを)_一而已(のみ)
秀吉公(ひでよしこう)より朝鮮(てうせん)の上副使(じやうふくし)共(とも)に。銀(きん)四百 両(りやう)を賜(たま)ふ其外(そのほか)書状(しよじやう)通事官(つうじくわん)以上(いじやう)各々(おの〳〵)
差(しな)あつて。御 ̄ン暇(いとま)賜(たま)はりければ今日(こんにち)京都(きやうと)を発(はつ)し。帰国(きこく)にこそは趣(おもむ)きける。
棄君(すてきみ)誕生(たんぜう)《割書:并(ならひに)》逝去(せいきよ)の事(こと)
明(あく)れは天正(てんしやう)十九 年(ねん)正月元日。秀吉公(ひでよしこう)今日(こんにち)参内(さんだい)の御儀式(ごぎしき)華(はな)をかざり。路(ろ)
次(じ)の警衛(けいえい)嚴重(げんぢう)に執行(とりおこな)はせ給(たま)ふて。公事(おほやけ)の御祝事(おんいわひこと)をはりければ。東西南(とうざいなん)
北(ぼく)の諸大名(しよだいみやう)聚楽城(じゆらくしやう)に相集(あひあつま)りて。年頭(ねんとう)の御 ̄ン慶(よろこび)申 上(あぐ)る。去年(きよねん)相州(さうしう)小田(をだ)
原(はら)一戦(いつせん)に北条氏政(ほうでううちまさ)頭(かうべ)を授(さづく)るの後(のち)は天下一統(てんかいつとう)の御代(みよ)とをさまり。吹風(ふくかぜ)枝(えだ)をな
らさず長閑(のどか)なる春(はる)に立回(たちかへ)【囘は古字】り。京洛(けいらく)伏見(ふしみ)大坂(おほさか)の間(あひだ)には万馬(ばんば)の往来(わうらい)。日々(ひゞ)路頭(ろとう)を