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コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - ページ 174

ページ: 174

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社頭(しやとう)海辺(かいへん)眺望(てうぼう)さま〳〵の奇(き)なる詠(なが)めに。旅館(りよくわん)【舘は俗字】の情(じやう)をなぐさめ給へ夫(それ)より進(すゝ)ん で。長門(ながと)の国府(こくふ)へ入(いり)給ふ  仲哀天皇(ちうあひてんわう)神功皇后(じんごうくわうごう)の社(やしろ)に参詣(さんけい)ありて。太閤(たいかふ)不肖(ふせう) の身(み)ながら神功(じんごう)の跡(あと)をつがんため此度(このたび)三韓征伐(さんかんせいばつ)の事(こと)思立(おのひたつ)ところなり。可畏(かけまく)も 辱(かたじけなく)も百代(もゝよ)の末(すへ)といへども神徳(しんとく)の冥加(みやうが)あらせ給へ。我国(わがくに)の武功(ぶこう)大(おほい)にして今度(こんど)朝(てう) 鮮(せん)は申(まう)すに及(およ)ばず。大明国(たいみんこく)の果(はて)まても和光(わくわう)の影(かげ)あまねかるべしと祈(いの)らせ給へ。 夫(それ)よりまた赤間(あかま)が関(せき)にのぞんで。阿弥陀寺(あみだじ)に立寄(たちよら)せ給へ  安徳天皇(あんとくてんわう)の御影(みえい)《割書:并(ならひに)》 平家(へいけ)の一門(いちもん)の画像(ぐわぞう)を一覧(いちらん)あるに。古(いに)しへより今(いま)までの旅客風(りよかくふう)僧(そう)意(こゝろ)ある輩(ともがら)の 詠感(えいかん)したる。詩歌(しか)どものよきも悪(あし)きも其側(そのかたはら)にひつしと貼付(はりつけ)てあるを見(み)給へば。寺(じ) 僧(そう)は出(いで)て其故事(そのこじ)を語(かた)りてなぐさめ奉(たてまつ)るに。秀吉公(ひでよしこう)大(おほい)に悦(よろこ)び給へ寺僧(しそう)に物(もの)多(おほ) く賜(たま)はれば俄(にはか)に德(とく)つきて見(み)えにける夫(それ)よりつひに。肥前(ひぜん)名護屋(なごや)に着(つき)て仮(かり)の御(ご)