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コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - ページ 187

ページ: 187

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諸将(しよしやう)の中(なか)よりも端舟(はしふね)をもつてこれを止(とゞ)め。兼(かね)て抜(ぬけ)がけすべからずと総大将(そうたいしやう)の仰(おほせ) にて。約諾(やくだく)ありし甲斐(かひ)なく正(まさ)なふこそ見(み)え候へ。早々(さう〳〵)爰元(こゝもと)へ帰(かへ)られよ一 列(れつ)の上(うへ)にて 約(やく)したるに。一人かゝりて克(よき)はづなれば誰(たれ)かおくれ候はんと。船(ふね)はしらせて禁(きん)ずれ ば左馬助(さまのすけ)使(つかひ)に向(むか)ひ。仰(おふせ)尤(もつとも)に候なりしかしながら我手(わがて)の若輩(じやくはい)はやりすぎ。 我等(われら)が下知(げぢ)も請(うけ)申さず御軍法(ごくんはう)をすでに破(やぶ)り候 得(え)ば。なか〳〵人(ひと)をして止(とゞ)めたる 分(ぶん)にては合点(がてん)いたす事(こと)ならず。扨(さて)ぞ我等(われら)自身(ししん)に是(これ)を止(とゞ)めにまゐる追付(おしつけ)それへ 罷(まか)りかへるべし。抜(ぬけ)がけの意(こゝろ)はいさゝか以(もつ)て候はずと云捨(いひすて)て。せり立(たつ)て船(ふね)を漕(こぎ) 付(つく)る。殊(こと)にさきより天気(てんき)はれ風(かせ)なみはこゝろよし。二里ばかり澳(おき)にかきならべ たる朝鮮(てうせん)の番船(はんせん)四十 餘艘(よさう)。賁(かさ)り立(たつ)て斥候舩(ものみふね)と相定(あひさだ)め日本人の来(きた)るを 待(まち)かけさせ。夫(それ)より一里ばかり引下(ひきさが)り大船(たいせん)数(す)千 艘(そう)幾重(いくえ)ともなく。八重(やえ)の塩(しほ)