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コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - ページ 214

ページ: 214

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し古都(ふるみやこ)なりといふ。清正(きよまさ)小踊(こおど)りして大(おほい)に歓(よろこ)びさらば攻落(せめおと)すへしと押行(おしゆく)ところに 慶州(けいしう)の東(ひがし)五 町(ちやう)余(あま)りに二 里(り)計(ばか)りつゞきたる松原(まつばら)あり。其所(そのところ)に籏(はた)百ながれ程(ほど)ひるかへり て勢(せい)のほど。四五万もあらんとおぼへたる敵(てき)扣(ひか)へたるが。今(いま)清正(きよまさ)か押来(おしきた)るを見(み)て備(そなひ) を出(いだ)してかゝり來る。清正(きよまさ)朝鮮人(てうせんじん)に問(とひ)は彼者(かのもの)答(こた)へて。是(これ)は此口(このくち)の番手(ばんて)にて五 人の大将(たいしやう)にて。権標(けんひやう)。李福男(りふくなん)。高彦伯(かうげんはく)。鄭紀龍(ていきりやう)。撲殿長(ぼくでんちやう)。の五人の兵(へい)に候はんと いふ。清正(きよまさ)の先手(さきて)加藤清兵衛(かとうせいべい)。庄林隼人(しやうばやしはやと)。備(そなひ)を出(いだ)して弓(ゆみ)鉄炮(てつほう)を打(うち)かけ。戦(たゝか) ひをはじむ。鍋島加賀守直重(なべしまかゞのかみなをしげ)が先備(さきそなひ)鍋島重左衛門(なべしまじふざゑもん)。同(おなじく)平五郎(へいごらう)。五千 余騎(よき) にて左(ひだ)りの川(かは)を渡(わた)り。松原(まつばら)の橋(はし)を過(すぎ)て町口(まちぐち)押入(おしい)らんと。馬(うま)煙(けふ)りを立(たつ)て駈来(かけきた) り。敵(てき)を右(みぎ)に見(み)て押廻(おしまは)さんとなしける時(とき)。朝鮮(てうせん)の高彦伯(かうげんはく)は無双(ぶそう)の剛将(がうしやう)なれ は。手勢(てぜい)一万 余騎(よき)を下知(けち)して鍋島勢(なべしませい)にかけ合(あは)せ。半弓(はんきう)を雨(あめ)の如(ごと)くに射(ゐ)かけ