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コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - ページ 218

ページ: 218

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天地(てんち)にひゞき地煙(ちけふ)りを立(たて)て挑(いど)み戦(たゝか)ふ。清正(きよまさ)馬上(ばじやう)に立(たち)あがり大音(だいおん)あげ。清正(きよまさ)跡(あと) につゞくぞ引(ひく)な人々(ひと〳〵)進(すゝ)めや面々(めん〳〵)と。鑓(やり)おつとりてたゝき立(たて)眼(まなこ)を怒(いか)らし下知(げぢ)し ける。主計頭(かずへのかみ)にはげまされ死(し)を一 挙(きよ)に軽(かろ)んじ。曳(えい)や声(こゑ)を出(いだ)してもみ立(たて)しかば。一万 余騎(よき)の朝鮮勢(てうせんぜい)突立(つきたて)られて大手(おほて)の門際(もんぎわ)まで。七八丁のあひだ足(あし)をもためず突(つき) 立(たて)られ。我先(われさき)にと城(しろ)へ逃入(にけい)り上(うゑ)を下(した)へとかへし騒動(さうどう)なし。橋(はし)より落(おつ)る者(もの)数(かず)を しらず。清正(きよまさ)が兵(へい)どもつゞゐて城(しろ)へ攻入(せめいり)しかば。撲殿長(ぼくでんちやう)。李福男(りふくなん)も防(ふせ)ぐに及(およ)はず 這々(はう〳〵)城(しろ)へ逃入(にけいり)門(もん)をも閉(とぢ)ず。狭間(はざま)配(くば)りもせず周章(しうしやう)して居(ゐ)ける時(とき)清正(きよまさ)艮(うしとら) の角櫓(すみやぐら)へ雨(あめ)の降(ふ)る如(ごと)く火矢(ひや)を射(ゐ)かけたり折節(おりふし)風(かぜ)はげしく吹(ふき)かけたれば 忽(たちま)ち櫓(やぐら)へ火(ひ)うつり。所々(しよ〳〵)へもへつき炎(ほのふ)雲(くも)をまき東西(とうざい)へ焼(やけ)ひろかりければ。 城中(じやうちう)の兵共(へいども)こは何(なに)とせんと戦(たゝか)ふ兵(へい)一人もなく。唯(たゞ)身(み)をのがれんと先(さき)を争(あらそ)ひ。西(にし)