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コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - ページ 237

ページ: 237

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見(み)て伯子顔(はくしがん)兵(へい)を引(ひい)て突(つい)て出(いで)。日本勢(につほんぜい)を追散(おひちら)さんと力(ちから)を尽(つく)して挑(いど)み戦(たゝか) ふ。栗山(くりやま)が勢(せい)の中(うち)より村上彦右衛門(むらかみひこゑもん)と名乗(なの)りて一 番(ばん)に鑓(やり)を入(いれ)。朝鮮勢(てうせんぜい)を 四方(しはう)へ突倒(つきたふ)し八 方(はう)へ追(おひ)なびけ攻戦(せめたゝか)ふ故(ゆゑ)。朝鮮勢(てうせんぜい)四度路(しどろ)になつて見(み)へける 時(とき)。大将(たいしやう)伯子顔(はくしがん)大(おほい)に怒(いか)り東西(とうざい)にあたりて血戦(けつせん)し。士卒(しそつ)に下知(げぢ)して人数(にんず) をまとめ。城中(じやうちう)へ引入(ひきい)らんとす栗山(くりやま)が兵(へい)は附入(つけいり)にせんと。あとにつゞいて押入(おしいる) を伯子顔(はくしがん)は此所(このところ)を破(やぶ)られては叶(か)なはじと。一 世(せ)の勇(ゆう)をふるつて力戦(りきせん)す栗(くり) 山備後(やまびんご)は真先(まつさき)に進(すゝ)み。大太刀(おほだち)をさし翳(かざし)敵中(てきちう)へわつて入。千変万化(せんべんばんくわ)の手(て)を くだき勇戦(ゆうせん)す。此時(このとき)後藤又兵衛基次(ごとうまたべゑもとつぐ)は長政(ながまさ)の籏本(はたもと)に有(あり)しが。先手(さきて)の 戦(たゝか)ひいかゞあらんと只(たゞ)一騎(いつき)にて。駈来(かけきた)りて戦(たゝか)ひの有(あり)さまを見(み)て居(ゐ)たりしが 今(いま)栗山(くりやま)一 番(ばん)に城中(じやうちう)へ乗入(のりいる)を見(み)て。何(なに)かは少(すこ)しもこらゆべき一 文字(もんじ)に馬(うま)を馳(はせ)