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コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - ページ 238

ページ: 238

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て城中(じやうちう)へ駈入(かけいり)当(あた)るを幸(さいは)ひ捲立(まくりたて)て攻付(せめつく)る。城将(じやうしやう)伯子顔(はくしかん)はとても叶(かな)はざると おもひ。よき敵(てき)とさしちがひ討死(うちじに)せんと覚悟(かくご)をなし。死(しに)ものくるひに打廻(うちまは)る 基次(もとつぐ)此(この)有(あり)さまを見(み)て。此(この)敵(てき)を討(うつ)て籏本(はたもと)への土産(みやげ)にせんと。伯子顔(はくしがん)を目(め)が けて進(すゝ)みよる。伯子顔(はくしがん)も基次(もとつぐ)が武者振(むしゃぶり)を見(み)て。馬(うま)を寄(よ)せ組(くま)んとす基次(もとつく) も得物(えもの)投捨(なげすて)無手(むず)と組(くみ)しが。忽(たちま)ち両馬(りやうば)が間(あひ)に摚(どう)と落(おち)上(うへ)を下(した)へともみ合(あひ)し が。基次(もとつぐ)面倒(めんだふ)なりと総身(そうしん)の力(ちから)を腕(うで)に入(いれ)。ヤツト声(こゑ)をかけ伯子顔(はくしかん)を引(ひき)かつぎ 力(ちから)にまかせて投出(なけいだ)せば。あはれむべし伯子顔(はくしがん)はかたはらなる石(いし)に当(あた)りて。脇腹(わきばら)を 強(つよ)く打(うち)ければその儘(まゝ)息(いき)はたへたりける。此(この)有(あり)さまに朝鮮人(てうせんじん)おどろき恐(おそ)れ。右(う) 往左往(わうざわう)に散乱(さんらん)す。黒田勢(くろだぜい)は城中(じやうちう)にこみ入(いり)即時(そくじ)に城中(しやうちう)へ火(ひ)をかけ焼(やき)たてける。 敵を討(うつ)こと大将 伯子顔(はくしがん)をはじめ。一千四十三人 首(くび)を取(とつ)たりける。今日(こんにち)栗山(くりやま)