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コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - ページ 240

ページ: 240

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向(むけ)きびしく打(うち)かけさせ。後藤(ごとう)村上(むらかみ)は強兵(がうへい)を引率(いんそつ)して。搦手(からめて)より攻入(せめいり)し に中々(なか〳〵)防(ふせ)ぎ戦(たゝか)ふ兵(へい)なく。右往左往(うわうざわう)に落行故(おちゆくゆゑ)追討(おひうち)にして。敵兵(てきへい)三百 計(ばかり) 討取(うちとり)つゐに城(しろ)を乗取(のつとり)。此所(このところ)に陣(ぢん)を取(とり)足(あし)の早(はや)き者(もの)をつかはし。城(しろ)より一 里(り) ばかり川下(かはかみ)【ママ】に高札(たかふだ)をたて。稷山城(しよくざんしやう)を黒田甲斐守内(くろだかいのかみうち)。後藤又兵衛(ごとうまたべゑ)。村(むら) 上彦右衛門(かみひこゑもん)乗取(のつとり)篭(こも)り罷在(まかりあり)候と。書(かい)たりける黒田(くろだ)が斥候(ものみ)の兵(へい)来(きた)り 此札(このふだ)を見付(みつけ)て。馳帰(はせかへ)りて此由(このよし)を申ければ。長政(ながまさ)大(おほい)に歓(よろこ)びけるが小勢(こぜい)故(ゆゑ) 心元(こゝろもと)なしとて。長政(ながまさ)夜(よ)どふしに駈至(かけいた)りその功(こう)を賞(しよう)し。扨(さて)稷山(しよくざん)を放火(はうくわ)し て再(ふたゝ)び金海(きんかい)へ引取(ひきとり)ければ。後藤(ごとう)村上(むらかみ)も長政(ながまさ)に従(したが)ひ金海(きんかい)へ引取(ひきとり)ける。かく て一両日 人馬(にんば)の息(いき)を休(やす)めけるうちに。島津薩摩守義弘(しまづさつまのかみよしひろ)。福島左衛門(ふくしまさゑもん) 太夫正則(たいふまさのり)。戸田民部少輔(とだみんふしやうゆう)等(とう)も。今日(こんにち)は着陣(ちやくぢん)いたすべきよし聞(きこ)へければ。長(なが)