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コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - ページ 241

ページ: 241

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政(まさ)。いざや後陣(ごぢん)のつゞかぬうち都(みやこ)へ打入(うちいり)功名(こうみやう)すべしと。士卒(しそつ)をはげませ進(すゝ)み入(いる)。 加藤(かとう)小西(こにし)に追(おひ)ちらされたる朝鮮人(てうせんしん)共(とも)。蒙露山(もうろざん)といふ山(やま)にたて籠(こも)り。 松(まつ)の木(き)のしげみに集(あつま)り居(ゐ)たりしが。長政(ながまさ)が霊原(れいげん)といへる一 里(り)計(ばかり)つゝきたる 松原(まつばら)を過(すぎ)て押行(おしゆく)ところに。蒙露山(もうろざん)より一 枚楯(まいだて)引(ひき)かつぎたる半弓(はんきう)の者(もの)ども。 二三千 出(いで)てさん〴〵に射(い)る。長政(ながまさ)が先手(さきて)は備後利安(びんごとしやす)なりしが。忽(たちま)ち備(そなひ)を立(たて) 鉄砲(てつぱう)の兵(へい)に下知(げぢ)して打(うた)しめけるに。敵兵(てきへい)色(いろ)めき立(たつ)て見(み)えけるを栗山(くりやま)すは やかゝれと真先(まつさき)に駈出(かけいだ)す。此時(このとき)黒田(くろだ)が籏本(はたもと)より後藤(ごとう)村上(むらかみ)の両勇士(りやうゆうし)。一 文字(もんじ) に駈来(かけきた)り無二無三(むにむさん)に敵中(てきちう)へ突(つい)て入(いり)。竪横(じふわう)に蒐立(かけたて)瞬(またゝ)くうちに。おの〳〵敵(てき)七八 騎(き)つゝ突(つい)て落(おと)す。栗山(くりやま)が兵(へい)五百 余人(よにん)切先(きつさき)を揃(そろ)へ捲立(まくりたて)て切立(きりたつ)れば。何(なに)かはもつて たまるべき。人(ひと)なだれをなして逃(にげ)たりけるを。二 陣(ぢん)にひかへし黒田美作(くろだみまさか)。山(やま)の