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コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - ページ 249

ページ: 249

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く積置(つみおき)一時(いちし)に焼捨(やきすて)ければ。小西(こにし)が士卒(しそつ)は折角(せつかく)是(これ)まで持来(もちきた)りて焼捨(やきすて)らるゝのみ ならず。清正(きよまさ)に笑(わら)はれしを無念(むねん)におもひそしらぬ者(もの)こそなかりける。扨(さて)清正(きよまさ)行長(ゆきなが) は忠州府(ちくしうふ)に陣(ぢん)を取(とつ)て。後陣(ごぢん)のつゞくを待(まつ)ところに黒田長政(くろだながまさ)をはじめ。後陣(ごぢん)の面々(めん〳〵) おひ〳〵に忠州(ちくしう)に着(ちやく)しける。此時(このとき)すでに朝鮮(てうせん)の平安(へいあん)黄海(ばかい)忠清(ちくせい)の三 道(とう)も破(やぶ)れ。 慶尚(けいしやく)全羅(せんら)の二 道(とう)も危(あやう)き事(こと)旦夕(たんせき)にあり。朝鮮(てうせん)八ケ道(どう)の貴賎(きせん)老若(らうにやく)上(うへ)を下(した)へ と騒動(そうどう)し。過半(くわはん)落(おち)うせければ慶尚(けいしやく)全羅(せんら)の二 道(とう)にも兵(へい)の籠(こも)る城(しろ)とては十分(じうぶん) 一もなかりける。日本(につほん)の諸将(しよしやう)此(この)二道(にどう)へ軍(いくさ)を進(すゝ)めなば戦(たゝか)はずして味方(みかた)のものと成(なる) へきを。日本勢(につほんぜい)はまづ王城(わうじやう)を取(とる)べしとて忠州(ちくしう)よりひら押(おし)に進(すゝ)みける。     朝鮮王(てうせんわう)都(みやこ)を落(おつ)る事(こと) 扨(さて)また朝鮮(てうせん)の都(みやこ)にては所々(しよ〳〵)より注進(ちゆうしん)あつて。平安(へいあん)黄海(ばかい)忠清(ちくせい)の三 道(どう)も破(やぶ)れぬ