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コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - ページ 263

ページ: 263

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既(すて)に日本の諸将(しよしやう)二手(ふたて)にわかつて王城(わうしやう)に責(せめ)入る家々(いへ〳〵)の旗(はた)馬印(うましるし)大 旆(まとひ)に旆(まとひ) 雲(くも)とともにひるがへり鉄砲(てつはう)のひゞきは雷声(らいせい)なりに相 聞(きこ)ゆ日本 勢(せい)の過(すぐ)る ところは或(あるひ)は十里 或(あるい)は五六十 里(り)を見立(みたて)。その險岨(けんそ)に拠(より)順(したがつ)て陣営(ぢんえい)を かまへ。壕(ほり)に柵(さく)をふりまはし兵(へい)をとゞめて番兵(ばんぺい)を入 置(おき)ぬ。その取得(とうへ)【ママ】たる 土地(とち)の通路(つうろ)を敵(てき)より奪(うば)ひ隔(へだ)てられしがためなり。清正(きよまさ)の一手の過(すぐ)る ところ金山(きんざん)といへるは。要害(やうがい)堅固(けんご)の所(ところ)とて城郭(じやうくわく)を築(きつき)て。加藤与左衛(かとうよざへ) 門といふ者。其兵(そのへい)三千その外(ほか)組頭(くみかしら)三人相そへ。彼是(かれこれ)五千の人 数(ず)を籠置(こめおき) その他(た)の諸将(しよしやう)もおの〳〵すぎ来(きた)るところ〳〵に番(ばん)手の兵(へい)をとゞめおかずといふ ことなし。夜(よ)にもなれば火(ひ)を挙(あげ)て無為(ぶい)なることをしめす或(あるい)は事(こと)あらば寛(くわん) 急(きふ)によつて。約束(やくそく)の数(かず)を分(わか)ちて事(こと)を弁(わきま)ふ。是(これ)ぞ軍法(ぐんはう)に号(がう)する相 図(づ)の