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コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - ページ 279

ページ: 279

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よりの御 通路([つ]うろ)ならば五三人に涯(かぎ)るべし其外(そのほか)は内(うち)へ入 候事 無用(むよう)と大将(たいしやう)より の下知(げじ)に候 得(え)ばゑこそ通(とほ)し申まじ御用(ごよう)あらば五三人は御入(おんいり)あれといふ清正(きよまさ) が母衣(ほろ)の者(もの)阿波伊兵衛(あはいへい)島川九平衛(しまかはくへい)といへる者(もの)早々(さう〳〵)本陣(ほんぢん)に立(たち)かへりて 清正(きよまさ)にかくと告(つぐ)る。清正(きよまさ)大(おふい)に憤怒(ふんど)して口惜(くちおし)や今度(このたび)も小西(こにし)にまた先(さき)をせ られたりぬよし〳〵今は人の乗取(のりとり)たる城(しろ)に入たるとて何(なに)の益(えき)かあらんと 先(まつ)城外(じやう▢▢)に軍(ぐん)を休息(きうそく)せしめ。家臣(かしん)どもを集(あつ)め評諚(ひやうき)しけるは。我志(わがこゝろざ)し先駆(さきかけ) して都(みやこ)に入(い)らんとおもひばこそ。秀吉公(ひでよしこう)の制法(せいはう)を我儘(わかまゝ)に云破(いゝやぶ)りたれ我(われ)不仕(ふし) 合(あはせ)に出合(いであい)て大川(おゝかわ)に隔(へだて)られよしなき隙(ひま)をとり行長(ゆきなが)に又(また)此度(このたび)もおくれを 取(と)る事([こ]と)。我(わが)欝憤(うつぷん)大方(おふかた)ならず口惜(くちおしく)おもふところなり。何(なに)をもつて是(これ)を晴(はら) さん。我(われ)こゝに思案(しあん)するに国王(こくわう)ならびに王子(おうし)の。落行(おちゆき)たる後(あと)を追(おひ)かけ行(ゆき)